高校デビューを目指したきっかけ

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小中学生の頃はいじめられっ子だった。

小学生の頃は急に殴られたり物壊されたり画鋲投げられたりタックルされたりした。

もちろんやられっぱなしはシャクなので仕返しに折られた定規の尖った部分で刺したり相手の上履き捨てたり腹を思いっきり蹴ったり足かけて転ばせたりはした。

学校で面白いことは教室の隅で友達とゲームの話をすること、しかしながら友達とゲームで遊ぶとかはあんまり無く、1人用ゲームばかりで遊んでいた。

中学時代は弱者の立場ではあったものの、だんだんとグループ分けがしっかりとされてきてそういった輩とは関わりがなくなってきたが、それでもいじめられっ子はいた。

いじめられっ子は転校するけど加害者の方はずっとそのまんまなのがめちゃくちゃ嫌だった。

中学二年生の頃あたりから「インキャ」という言葉が生まれて騒がしい女子からは江戸時代でいう「えたひにん」みたいな蔑みの目で見られた気がする。だから中学の頃の女子は全員嫌い気味。

男から受けた被害は、体格がデカいからってイキリ散らしてたやつに体育の時間立ち上がるとき急に手すり代わりにされたので払い除けたら相手がこけてグチグチ言われたのでので睨み返したら目をつけられたくらい。

 

そんなある日

 

僕は家が好きなので登校する時間はいつも開始のギリギリを攻めていた。

その時間帯はカースト上位のうるさい女子も登校している時間帯で、毎回見かけていた。

持ち込み禁止のお菓子類を食べているのを見たこともある。関わりたくない。

いつものように1人早歩きで登校して図のように女子の前を通ると女子達がクスクス笑っている

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「ちょっと言ってきなよ〜」「え〜でもなんでそんなとこ見てんだよって言われたら嫌じゃない?」

いつもは完全に存在を認識されていないので僕のことを言われているのかよく分からないが何かを馬鹿にしているのは分かる。

死ねと思いながらもとりあえず身だしなみをチェックする。

これ以前に丈夫で長持ちしそうだからと適当に買った靴を「それバッシュー(バスケットシューズ)だよね?www」と無限に言ってきた女子(バスケ部)がいたのでまた馬鹿にしてくる新規かと思った。だからどこに馬鹿にできる落ち度をつくってしまったのか今後に活かす為に、身だしなみをチェックするのだ。

 

ズボンのチャックが開いていた

 

この日僕は1人死にました。

 

現実世界で「リアルは糞ゲー」とか言うようなやつが嫌いなのでゲーム例えとかはあんましたくない。けどこれは残機が減った感覚があった。

 

制服の下には派手な蛍光色のジャージを着ているのでまぁ目立つ。

 

そのことを学校の昼休み友達に言うと

かなり笑ってくれた。

いつもはお互いにゲームであった話を喋るだけだったので、ゲーム以外の話をしたのがとても新鮮だった。そして笑ってくれたのがとても嬉しかった。

そして生まれ変わろうと思った。

中学校での立場はもう確立してしまった。

 

目指すはひとつ高校デビューだ。

 

中学校の卒業式

特に誰かと記念に写真を撮るでもなくさっさと帰って高校に向けての気持ちを作った。

 

とりあえず話して不快に思わせなきゃ仲良くなれるだろう。悪口は言わないようにしよう。

話してて臭かったら不快だ。歯をしっかり磨くようにしよう。風呂にもしっかり入ろう。

自分の弱さをネタにしたらウケが良かった。自虐ネタにできそうなことは覚えていこう。

 

弱者の体験でも笑いながら話すのと神妙に話すのとでは受け取り方が違う。陽気に行こう。

 

終わり