君は知っているか Jスターズビクトリーバーサスというゲームを

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PS3にこんなゲームがありましたって話

 

「ジャンプ45周年のお祭りゲーが出る」

 

ジャンプ作品集合系のゲームは、この作品が初めてではないにせよ、こういったキャラ対戦ゲームのほとんどはオリジナル性が高く、誰もがゼロからのスタートである。格ゲーなどの土台で戦うゲームとは違い、皆が一斉にスタートするのだ。

 

当時の僕は、楽しみすぎて発売日に買った。

そんなゲームのいちプレイヤーの成熟を語りたいと思う。

 

このゲームを始めて1番初めにフリーバトル(コンピューターとのバトル)を選択した。使うキャラクターはハンコック。

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あとの味方とかサポートとかは全く分からないのでランダムにした。

 

ダッシュやジャンプ、ガードやターゲッティング、スタミナチャージの操作を一通り確認した。

 

まず思った感想は

「殴られる時間長くね?」だった。

飛影が相手だったのだが、ちっこくて素早いガキンチョに僕のハンコックがペチペチと殴られた。

クッ…悔しいっ…!

(実際に口に出してこう言った)(とてもキモい)

しかしそれは裏返せば自分の攻撃時間が長いということに他ならないのは明白である。

 

僕の攻撃が当たると四角を連打しているだけで相手はどんどんハンコックが蹴りを喰らわし、技の最後にはハンコックの銃キス(ピストルキス)で相手は彼は石になった。

 

味をしめて色々と試してみる。

 

攻撃が当たった時、四角連打をやめて三角ボタンを押してみるとくりだす技が変わり、ハンコックがくるくるとブレイクダンスのように回り出す。相手は石になる。気持ち良い。

 

三角ボタンは大振りすぎて当たる気がしなかったので放っておいた。

 

石になった相手に攻撃しても一撃で無敵ひるみになってしまう(ダウン値が貯まる)ことを学んだ。

 

丸ボタンを押すと出が早い遠距離技の銃キス3発

歩きながらでロックオンした相手に向かって超遠距離技の虜の矢(スレイブアロー)

ガードしながらでただ相手を石化させるメロメロ甘風(メロメロメロウ)が出る。

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ガードブレイクや範囲攻撃の存在を知らずにオンラインに飛び込んだ。今思えば無謀な挑戦である。

しかし、そこはゼロからのスタート万歳

みんな僕と似たような人ばっかり。

あえていうならば、ビクトリーバーストというゲージが貯まった時にR3(右スティック押し込み)を押すと超必殺技が打てるようになるのだが、僕は勘違いでL3(左スティック押し込み)をずっと押しており、そのたびにハンコックがアピールをしてその隙だらけな状態を殴られていた。おちゃめ

 

ランクマッチには行かず、プレイヤーマッチというただ戦うだけのゲームに好んで参加していた。

 

なぜなら、ランクマッチでは切断が横行していたのである。

 

このゲームのランクマッチは切断をしても切断カウントがされて対戦相手がそれを確認できるようになるものの、負けにカウントされず、その切断カウントはランクマッチでもプレイヤーマッチでもとにかく5回だか3回だか遊ぶと無くなるというほとんどデメリットなしのものだった。

 

回線が悪いのかなんなのか分からないが、対戦中にフリーズしてしまい、誰かが切断しないとゲームをやめられないという現象があったということもあり、切断カウントがあっても一概に悪とは断定できず、一回カウントが溜まっているくらいでは対戦拒否しないのがベターだったように感じる。

 

そんな感じで一週間くらい経つと、プレイヤーの間ではコンボが開発され始める。あらゆるキャラクターで弱攻撃から強攻撃を当てるすべがそのコンボを受けることで広まり始める。

このゲームの操作はかなり単純なため、攻撃をくらえば大体どのボタンを押しているのかわかるのだ。

他にもベジータによる弾幕シューティングとくたばれぇ⤴︎(爆発波)による接近拒否、斉木のサイコビット、殺せんせーの突進とミサイルと無敵時間が長すぎる範囲攻撃による体罰、幽助の霊丸による横歩き強要や、ゼブラによる音壁とかいうスタミナ削るイジメ、ボーボボのボンタンとドンパッチ、サスケの万華鏡写輪眼両津勘吉のロケットランチャーのガードブレイク、ルフィのダッシュ攻撃によるコンボ、桃太郎の秘承鶴錘剣のガードブレイク、ぬ〜べ〜の法典などの単純に派手でヤベェ技も広まり始める。

それによってこのキャラはここが強い、これが弱い、これが繋がるなどが考えられるようになる。僕はこの辺りで相棒ともいえるキャラクター「トリコ」を触り始める。

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攻撃の隙が大きく、使う人はそんなに多くもないが、フライングフォークが結構やばい遠距離技で間違いなく強キャラだと触って感じたからだ。

 

さらに時間が経つとエースを始めとする様々なキャラで5割コンボが発見される。ラッキーマンが範囲攻撃の無敵長くて上手な人は本当に強かった。

 

このゲームのむかつくところで、コンボの練習にコンピューターを殴るのだが、COMは受け身を取ってくれず、コンボの練習にならないから実戦で練習するという意味わからないことをしなければならない。

 

少し経つと、サポートキャラクターの革命が起こる。その革命の始まりこそが

ビックバンアタック

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サポートというものは攻撃をくらったら使って相手を怯ませて攻撃から抜け出すものだという程度の認識が当たり前だった。しかし、怯ませるだけでなく吹き飛ばしたい。吹き飛ばすだけでなくダメージも与えたい。そんなわがままボーイ達の夢を叶えたのがビックバンアタックだったのだ。

クールタイムは長いものの、当てれば3割の体力を削り、ガードさせればスタミナを持っていく削り性能。気持ち良いの権化だった。

 

しかし、覇権を取ったのは一瞬だった。

 

あまりにもクールタイムが長すぎたのだ。相手の動きを止める剣心のサポートや、ルフィのバズーカ、アラレちゃんのキーンなどクールタイムの短い吹き飛ばし効果のあるサポートが人気になってくる。

 

しかし、プレイヤー達は見つけてしまった。とんでもないものを

世はこのサポートで溢れかえる。それこそが

北斗百烈拳

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クールタイムは30秒と短く、発生が早く、吸引力があり、さらに拘束時間が非常に長く、攻撃をくらった際に使えばほぼ100%反撃することができる。さらに攻撃の最後に吹き飛ばしがあるが、それ以外にはほとんどなく、吸引されている相手をボコボコにすることでのちに数多くの10割コンボが開発された。中でもゴンの10割コンボは実用的であり、30秒に一回人が死ぬ。ということが可能だった。もちろん俺らも抵抗するで、拳(百烈)で🤜🤛

 

ちなみにこの百烈拳サポートのおかげでプレイヤー相手にゴンの超必殺技が当たるようになる。よかったね。

 

コンボカットのために相方とサポートを取り合うという事態が発生するようになる。そのため相方がコンボカットされにくい相手の場合は分断させ、逆にされやすい相手は一緒になって集中狙いするなど攻めの工夫を考えるようになった。十字ボタンによる相方への指示が使われるようになる。

 

さらにそれまではあまり見向きされなかったキャラが脚光を浴びるようになる。

聖闘士星矢の星矢のガードブレイクの吹き飛ばしの異常性を利用した転がしコンボや、キルアの範囲攻撃のヤバさなどが気づき始められたような気がする。さらにはただでさえ強かったサスケが「こいつの手裏剣やばくね?」みたいに認知されてきたりした

中でも1番輝いたのが

BLEACHの一護くんだ。

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前まではスタミナチャージしたらホロウの画面を被って月牙天衝を打ちまくり超必殺技は当たれば一撃だが、自分も死んでしまうという諸刃の剣系おもしろキャラだったのだが、弧月斬の無敵判定とスタミナ削り、さらには瞬歩によるめくりとコンボが見つかり超強いコンボキャラとして名を馳せるようになる。

何が強いって空中に相手を運ぶからコンボの邪魔がされづらいのだ。

どのキャラでも5割コンボが当たり前のゲームではあるが、コンボの始めやすさ、邪魔されにくさ、拘束時間のどれを取っても最強キャラであると断言できるのではないだろうか。

 

時系列覚えてないけど、

ナメック星の高台などで一部の人達に使われていた愛染の断空やゼブラの音壁を使った''引きこもり''がアラバスタというステージに壊れない建物(高いところ)があるということが知れ渡ると高いところに立て篭るようになった。愛染が断空を貼り、横の両津がロケランを撃つ様子は一部のキャラ以外を積ませた。しかし、その作戦で積まないキャラであるうちはマダラと男鹿が注目され始める。

この2人はガードブレイクと範囲攻撃が超優秀で第一線での活躍も見られた。

 

そしてこのゲームの深みであるジャストガードが周知されてゆく。さらにはキャラの中にはジャストガードをすると、特殊なエフェクトと一緒にカウンターを発生させるのに発生が普通よりも楽という謎仕様のいわゆる特殊ジャスガ、そして悟空の攻撃をくらっても抜け出せるいわゆるくらいジャスガも発見される。この世紀の大発見でキャラランキングは大きく変動する。

 

悟空は悟空の前ステップの最速のジャブを利用したコンボが見つかり、くらいジャスガのヤバさも兼ねてかなり人気になった。

猛威を振るっていた志々雄真実のカウンター必殺技(⚪︎ボタン押すだけ)からの強攻撃のお手軽5割コンボが全てくらいジャスガ可能なせいで悟空に絶対勝てないキャラとして悟空使いの間では有名(なハズ)

攻撃くらってる間にガード連打してたらすり抜けちゃうんだもん

 

しかし、一護と悟空は今までのJスターズとは違い、くらっただけでは絶対に分からないコンボである為、誰もが使えるというわけではなかったと感じる。調べりゃすぐ出てくるけどね。

 

ここまでいろんなキャラがやりたい放題だと疲れるのかなんなのか知らないが、プレイマッチの気楽部屋がやってたらわかる暗黙の了解が支配する縛りプレイ部屋へと変わったりした。

 

技縛りを始め、サポートの百烈拳無しなどのローカルルールが支配し、このルールを汲み取れなかったものはルームのホストによってキック(退場)させられる。

そんな縛りプレイの環境で新たなサポートが見つかる。まさか百烈拳を縛ったら百烈拳に並ぶやばいサポートが見つかるとは誰が予想しただろうか

それこそが

ジャガー

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効果は相手にラーメンをぶっかけて視界を悪くするというもの。弱そう

しかしくらってみるとそのヤバさが分かる。

このぶっかけ実はガード不可。食らうと怯む。走って逃げても追いつかれるので避けたければ消えてくれるまで高いところに逃げるか、ジャストガードするか、ジャンプして空中でくらい、相手のコンボミスを祈るくらいしかなかった。高いところに逃げても建物を破壊してしまえば落下し、ぶっかけられる。ジャスガするには2回連続と少しタイミングをおいての1回の計3回タイミングがあるという意味のわからなさ、正直不可避

空中を走れるキャラが羨ましかった。一護って空中走れるんだよね。コンボ空中でやってるからジャガーにあんまり邪魔されないし一護の相方って感じだった。一護対策にサポートをエースの火銃(ひがん)にする人もちらほらいた。

僕はトリコだったのでフライングフォークで飛んでる人打ち落として遊んでた。

 

この後は男鹿のサポート無しの10割コンボが見つかったり、銀さんがジャスタウェイのダウン値貯まらないコンビネーションアタック発生を利用して連続で打ち上げたり、マダラが思ったよりも強くて一護対策に使われたり、フリーザの低空攻撃が実質霊丸だったり、ナルトで影分身使ってめくりしたり、キルア×2でずっと鳴上して開いて動けなくして殺したり、ハンコックで相手を無限に石化させたり、相手の弱攻撃中に特殊ジャスガ挟んで殴ったり、サポート使ったコンボで華のあるプレイしようとしたら相方に迷惑がられたり、一護が空中で無限に空歩したり愛染が引きこもりやめたと思ったら通り魔になったり、開幕天照ビックバンアタックとか、十字ボタンをガチャガチャ押す人が出てきたり、色々ありますね。発売前の剣心の説明のスタミナ削りとはなんだったのか。

 

色々あるけどこれくらいにしとこう

 

おわり